エクセルのブログ

ゲーム(shadowverse・civilization6・アズールレーン)のプレイログ、あとはたまに読書

コロナワクチン(2回目)の際におすすめの食べ物

先日、二回目のコロナワクチン(モデルナ)を打ちました。 症状としてはよく言われている通り、38~39度の高熱が一日とちょっと続きました。今は全快しています。 その際、「あれが食べたいな~」「あれを用意しておいてよかったな~」「あれはいまいちだっ…

書評「西洋音楽史」・「音楽の聴き方」(ともに岡田暁生著)・「音楽の基礎(芥川也寸志著)」

音楽を聴いた後、私たちはよく感想を言います。それはテクニックがすごかったとか、音がインパクトを持っていたとか、様々だと思います。そういった私たち「アマチュア」の感想と、専門誌に載っている作曲家や指揮者や演奏家といった「プロ」の方の感想は、…

書評「生活保障 排除しない社会へ(宮本太郎)」・「ベーシック・インカム入門(山森亮)」・「ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか(原田泰)」・「グローバル・ベーシックインカム入門 世界を変える「ひとりだち」と「ささえあい」の仕組み(岡野内正他)」

タイトルでネタバレ感がありますが、ベーシック・インカムについてです。 ベーシック・インカムとは、端的に言えばお金のばらまきです。国民全員にお金をバラマクことで貧富の差を無くそうというのが根本の概念です。どの本でも書かれていますが、「財源は大…

書評「地方銀行消滅(津田倫男著)」・「捨てられる銀行(橋本卓典著)」・「フィンテック(柏木亮二)」・「銀行問題の核心(江上剛・郷原信郎)」

まとめて書評を書いたのは、これらの本の内容が関連しあっているからです。 現在、地域経済において地銀や第二地銀の在り方が問題となっています。融資すべきではあるが、なかなか貸し出さない。その結果、地方の中小企業へ資金が行き渡らずに倒産してしまい…

書評「銀行問題の核心」(江上剛・郷原信郎著)

タイトル通り、銀行が抱える問題について二人の筆者が話し合う対話篇です。江上氏は第一勧業銀行が総会屋事件を起こしたときの広報を担当していた方であり、郷原氏はコンプライアンスについての弁護士です。みずほ銀行が反社会的勢力へ融資していた問題や、…

書評「幸福な王子」(オスカー・ワイルド著)

オスカー・ワイルドの名前は有名ですが、書いた本を読んだことがなかったため読んでみました。 本作は九つの短編からなる作品で、それぞれが小説というよりは童話の形式をとっています。そのため人間以外にもウサギやフクロウといった動物だけでなく、ロケッ…

書評「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」(山田真哉著)

タイトルはかなり有名ですね。自分が中学生くらいの時にベストセラーになった本です。購入するまで自分はサブタイトルを知らなかったので、さおだけ屋の経営についての論文なのかと思っていました… サブタイトルまで通して読めばなんとなく想像はつくと思い…

書評「谷崎潤一郎犯罪小説集」(谷崎潤一郎著)

特徴的な表紙とタイトルの本です。四編の短編小説から成る本です。 日本における推理小説の元祖といえば、誰もが江戸川乱歩の名をあげると思います。そして、江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーに影響されてそのペンネームを付けたというのも有名です。しか…

書評「かけひきの科学」(唐津一著)

かけひきについて科学的に論じたものといえばゲーム理論が有名です。この本では、ゲーム理論の基礎的な話を紹介しながら、それを土台に実際の交渉ではどのように行動すべきかということについて作者の経験談や実例に即して述べてあります。 サブタイトルにも…

書評「壁」(安部公房著)

本書は六つの短編から成る短編集です。更に言うと、「壁」という小説はありません。短編集のタイトルが「壁」なのです。 芥川賞を受賞した作品は主張かなり複雑なものが多い、というのが自分の印象でしたが、この作品はいい意味でそれを裏切ってくれました。…

書評「続 日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)

前回紹介した「日本人の英語」の続編です。ただ、前回では「英訳するときに日本人が犯しやすい間違い」に焦点を当てていたのに対して、今回は「日本語が持つ表現の範囲と英語が持つ表現の範囲のズレ」に焦点が当たっています。日本語で表現できるものには限…

書評「ビジネス難問の解き方 壁を突破する思考」(唐津一著)

いわゆる「問題解決」論の新書です。書かれた時代は2001年と昔ですが、現代の状況と照らし合わせてみると作者の懸念が現代にも当てはまっており、しばしば驚いてしまいました。問題解決について議論した後は、問題解決における情報の重要性、アイデアの設計…

書評「たったひとつの冴えたやり方」(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著 浅倉久志訳)

タイトルはとても有名な本です。本自体は同じ背景を持った三つの短編から成っています。三つの中で最初に掲載されているのが「たったひとつの冴えたやりかた」であり、好奇心旺盛な少女とエイリアンの話、次が「グッドナイト、スイートハーツ」、最後が「衝…

書評「知的財産法入門」(小泉直樹著)

タイトル通り、知的財産法入門について書かれた本です。知的財産法自体がITの発達と同時に様々に変化してきていますが、本が書かれた段階(2010年)までの変化を網羅してあります。 知的財産法の根幹をなす二つの権利である特許権と著作権について詳しく書かれ…

書評「θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの少女たち」(籘真千歳著)

小説を買う時、自分はいくつかの基準で決めています。一つはどこかでタイトルを聞いたことがあるかどうか。二つ目はタイトル。三つめは雑誌のおすすめ欄です。小説というのは漫画のようにパラパラめくって面白いか判断するのがとても難しいので、安定してい…

書評「話し方入門」(D・カーネギー著、市野安雄訳)

テストが近づいてくると気晴らしに本を読む時間が増えてしまいます。しかし勉強の合間に読む本はいい気晴らしになりますし、ゲームやネットをするよりも気分転換に役に立ちます。 人前で話すとき、もっといえばスピーチをするときに困ったことはないでしょう…

書評「ホワイト企業」(高橋俊介著)

企業についていろいろ知りたくなったので、その一環として読んでみました。おそらく本を見た大多数の人は「ホワイト企業」というタイトルに目が行ってしまってサブタイトルを見失ってしまったのかと思います。ブックオフでは100円でしたので… タイトルに書か…

書評「日本人の英語」(マーク・ピーターセン著)

先日英語の試験を受ける機会があったため、買って読んでみました。前回紹介した「経営戦略の教科書」同様、20の短いコラムに分かれています。筆者が日本人の英語(大人も学生も)を添削している時に、「ここはこうすればいいのに」と思ったことを説明してあ…

書評「経営戦略の教科書」(遠藤功著)

自分は経営戦略論について少し勉強したことがあるので、少し復習という意味合いも兼ねて読みました。200ページ程度の本ですが、18の部分に区切られているので一章あたりの分量はかなり小さいです。しかし各章ではわかりやすく、かつ端的な説明がされておりと…

書評「人口学への招待」(河野稠果著)

ブログを更新できていなかったのはこの本を読むのに時間がかかっていたからです。とりあえず一読したのですが、まだ完全に内容を把握できたというわけではありません。おそらくころあいを見計らって二週目に突入すると思います。その時は追記という形で記す…

書評「英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか」(大石哲之著)

タイトルがかなり刺激的なのでどれどれ、と思って呼んでみました。 書いている内容は一理あると思います。簡潔に言うと、学歴というシグナリングで差をつけられないわけだから、実務経験と英語力でアピールしなさい、という本です。タイトルで「えっ、もしか…

書評「タックス・ヘイブンー逃げていく税金」(志賀櫻著)

もともと積んでいたのですが、フォロワーの方から「面白いよ」と勧められたこともあって読みました。ゼミで専攻しているテーマと関わってくる話題だったので早いうちに読んでおきたかったですが… タイトル通りタックス・ヘイブンについて書かれた本です。タ…

書評「戦略がすべて」(瀧本哲史著)

おおざっぱにまとめると、「いろいろ残念な本」という感想です。 本書の構成は24のケーススタディから成っています。これを通して現代に必要な「戦略的思考」を鍛えていくというものです。この「戦略的思考」とは労働者コモディティ化する現在においてどのよ…

書評「夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘」(中川淳一郎著)

なかなか強烈なタイトルです(笑) タイトルを少し柔らかく言うと、「世の中にはキレイゴトの夢を語る若者が多すぎであり、彼らは宗教のようにそれを信じ込んでしまっている。社会の人も企業の人もそんなことは考えてないし求めてもいないのに…」こんな感じで…

書評「戦略論の名著 孫子、マキャヴェリから現代まで」(野中郁次郎編著)

タイトルの通り、戦略論について書かれた本の内「名著」と呼ばれる本について12冊をとりあげ、12人の筆者がそれぞれ記したものです。とりあげられている本は以下の通りです。 ①「孫子」孫武 ②「君主論」マキャヴェリ ③「戦争論」クラウゼヴィッツ ④「海上権…

書評「僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版」(瀧本哲史著)

京大でも一般教養の講義を担当していらっしゃる瀧本教授(だったかな)の本です。タイトルはかなり有名ですね。自分も名前だけは知っていましたが、当時は読書の習慣がなくて買いませんでした。 一回生のころに瀧本先生の講義をとっておぼろげながら内容が頭…

書評「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル著)

意志力に関する本です。邦訳だとタイトルが「自分を変える」という少し抽象的な表現になっていますが、原著のタイトルの方がわかりやすいです。(原著のタイトルは「The willpower instinct」というもので、意志力の強さ?といった訳になります) 具体的に言…

精神的リストカットについて

本を読めていないのですが、月曜日に自転車をこぎながら考えていたよしなしごとが、思い付きの割によくできてたようなので投稿します。 大学院の大変な試験のプレッシャーに押しつぶされた自分はとりあえず自転車をこいて現実逃避していました。私はネガティ…

書評「先が見えない時代の「10年後の自分」を考える技術」西村行功著

前回の更新からちょうど一週間空けての更新ですね この本はもう少し早く読み終わってもよかったかな、と思います わかりやすかったので… タイトル通り、未来の自分のキャリアプランについて考えてみようという本です。作者はこのキャリアプランについて考え…

書評「シルバー民主主義 高齢者優遇をどう克服するか」八代尚宏

普段はあまり読まないテーマの本ですが、ゼミの関係で…しかし高齢化問題についての知識も認識も甘かったことを痛感し、読み進めるのが苦労でした。一応一週間ほどで読破しているので、理想としてはこれくらいのペースで新書を読破していきたいのですが… タイ…