エクセルのブログ

ゲーム(shadowverse・civilization6・アズールレーン)のプレイログ、あとはたまに読書

2017-01-01から1年間の記事一覧

書評「西洋音楽史」・「音楽の聴き方」(ともに岡田暁生著)・「音楽の基礎(芥川也寸志著)」

音楽を聴いた後、私たちはよく感想を言います。それはテクニックがすごかったとか、音がインパクトを持っていたとか、様々だと思います。そういった私たち「アマチュア」の感想と、専門誌に載っている作曲家や指揮者や演奏家といった「プロ」の方の感想は、…

書評「生活保障 排除しない社会へ(宮本太郎)」・「ベーシック・インカム入門(山森亮)」・「ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか(原田泰)」・「グローバル・ベーシックインカム入門 世界を変える「ひとりだち」と「ささえあい」の仕組み(岡野内正他)」

タイトルでネタバレ感がありますが、ベーシック・インカムについてです。 ベーシック・インカムとは、端的に言えばお金のばらまきです。国民全員にお金をバラマクことで貧富の差を無くそうというのが根本の概念です。どの本でも書かれていますが、「財源は大…

書評「地方銀行消滅(津田倫男著)」・「捨てられる銀行(橋本卓典著)」・「フィンテック(柏木亮二)」・「銀行問題の核心(江上剛・郷原信郎)」

まとめて書評を書いたのは、これらの本の内容が関連しあっているからです。 現在、地域経済において地銀や第二地銀の在り方が問題となっています。融資すべきではあるが、なかなか貸し出さない。その結果、地方の中小企業へ資金が行き渡らずに倒産してしまい…

書評「銀行問題の核心」(江上剛・郷原信郎著)

タイトル通り、銀行が抱える問題について二人の筆者が話し合う対話篇です。江上氏は第一勧業銀行が総会屋事件を起こしたときの広報を担当していた方であり、郷原氏はコンプライアンスについての弁護士です。みずほ銀行が反社会的勢力へ融資していた問題や、…

書評「幸福な王子」(オスカー・ワイルド著)

オスカー・ワイルドの名前は有名ですが、書いた本を読んだことがなかったため読んでみました。 本作は九つの短編からなる作品で、それぞれが小説というよりは童話の形式をとっています。そのため人間以外にもウサギやフクロウといった動物だけでなく、ロケッ…