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書評「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル著)

 意志力に関する本です。邦訳だとタイトルが「自分を変える」という少し抽象的な表現になっていますが、原著のタイトルの方がわかりやすいです。(原著のタイトルは「The willpower instinct」というもので、意志力の強さ?といった訳になります)

具体的に言うと「やらなくちゃと思う事をやらなかったり、ついつい課題を中断してやりたいことに走ってしまう、しかしそれはなぜだろう?」ということをテーマとして扱っています。そしてその方法を読者が読み、実際の生活で応用することによってやらなければならないことをきちんと達成できるようになることがゴールです。

 

そのためにさまざまな観点からの意志力の分析結果、そして自分の意志力の欠落は何が原因なのかということを知るためのワークが記載されています。九つの観点から述べてあり、各観点は毎週行われる講義の中で発表される、という設定です。

 

自分も意志力の弱さに危機感を持って購入したのですが、きちんと自分のタイプも網羅してありました。自分の場合はストレスをかけすぎるタイプで、これが当てはまる人は結構多いのではないでしょうか。

 

本を読破することはしましたが、この本の真の読破は書かれている分析を行い、自分の意志力の弱さの原因は何なのか、どのような方法で解決できるのかを探り当てることです。なのでしばらくこの本は手放せそうにありません。

自分の行動を節制するための良書であり、良い本でした。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)