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書評「戦略論の名著 孫子、マキャヴェリから現代まで」(野中郁次郎編著)

 タイトルの通り、戦略論について書かれた本の内「名著」と呼ばれる本について12冊をとりあげ、12人の筆者がそれぞれ記したものです。とりあげられている本は以下の通りです。

①「孫子孫武

②「君主論マキャヴェリ

③「戦争論」クラウゼヴィッツ

④「海上権力史論」マハン

⑤「遊撃戦論」毛沢東

⑥「戦争史大観」石原莞爾

⑦「戦略論」リデルハート

⑧「戦略」ルトワック

⑨「戦争の変遷」クレフェルト

➉「現代の戦略」グレイ

⑪「軍事革命とRMAの戦略史」ノックス&マーレー

⑫「アストロポリティーク」ドールマン

それぞれの本の要約がまとめてあるだけです。正直なんで買ったのかな、と後悔しました。ただの本の説明にとどまっており、作者の独自の考えなどはほとんどありません。ただリストにして発表するのとなんら変わらないのです。ただ紹介されている本の一部は日本語訳がなかったり、読める環境にないのでメリットはそれくらいでしょうか。買ってまで読む価値はないと思われます。

 

最近は著名人による本の紹介のみの本があるのですが、あれはどういう目的なのでしょう(成毛眞さんの「面白い本」など)。おすすめの本があるのであれば出版社と共同でリストを作り、無料で公開すればそれでいいのではないか、と思いました。以前中公新書佐藤優さんが提携して「おすすめの中公新書厳選書籍101」といったものを発表していましたが、あれで代替できると考えるのは私だけでしょうか。