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書評「武器としての決断思考」瀧本哲史

 少し前にとても話題になった本です。読んだのですが本当に面白い。ディベート思考を基にした筆者オリジナルの決断思考プロセスを紹介しています。読み応えがあるだけでなく、なんどでも読み返したくなる本でした。

その一方で筆者のメッセージも一貫しています。これからの日本では終身雇用が難しい事、何かしら「武器」としての教養を持ちそれを様々に使用して生き延びること、この重要さはずっと一貫しています。おそらくこのあたりの議論は「僕は君たちに武器を配りたい」に書いてあるのだと思います。

まずこの本を読んだ人が武器の必要性に気付いてほしい、そしてこの本で書いてある知識が武器として使えればさらによい、という作者のメッセージがとても強く伝わる本でした。いずれにしても一回読んで終わり、というのではもったいないです。何度も読む価値がある本だと思いました。(作中で作者は「読書は格闘技」とおっしゃっていますが、そこまでの内容がない本もまた多いのです、この本に関しては違いますが)

星海社を通じてこれからも「武器」を配っていく予定だ、と作者は述べています。次の作品が楽しみです。

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)